webライティング型プロジェクトに正面から取り組む

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いろいろな視点を見つけるには、人の手を大いに借りるべきです。

ただし、決めるのは自分の責任です。

もちろん、顧客に投げるという決定もその中には含まれますし、開発側の要望をそのまま受け入れるという決定もあります。

元々ルールは単純です。

「問題の本質に対処する」ということであり、難しいのは問題の本質を見きわめることの方です。

「逃げない」のが原則ですが、ぬきさしならなくなり、もし逃げると決めたなら、逃げるということをステークホルダーに周知徹底して、問題がないか確認しなければなりません。

「いえない」で「逃げる」のは絶対ダメです。

閏いわない」のであれば、自分で解決する覚悟が必要です。

あとの工程に押しつけるのも厳禁です。

逃げないで「いえる」雰囲気を作るのは、ステークホルダー全員の役割です。

別に他人にやさしくしろということではありません。

昔話には、自国の軍隊の敗北を伝えにきた伝令が、怒り狂った独裁者の王に殺されるというようなシーンがありますが、人は自分にとって不利益な情報をもたらした人に悪い印象を持ちます。

これは自然な心の動きであり、皆それを知っています。

ちょっとでも自分の責任によらないところがあるなら、それこそバカバカしいので余計なことは口にしません。

ですから、例えばミーティングの席で、参加者全員に、「問題は起こるもの」「問題は協力し合って解決するもの」という雰囲気を作りあげる必要があります。

たいていの問題は人によらないものだという認識を共有することが必要です。

ミーティングの席上で、「心配だ」「どうなっているんだ」「何とかしろ」「これは誰の責任だ」というような発言があるようでは、そのプロジェクトの行末は暗いといわざるをえません。

たまに、人の碩末な失敗とか悪いところばかりをミーティングの席で指摘するプロジェクトマネージャがいます。

プロジェクトマネージャは、何をしたらよいか指示を出すのが仕事であって、悪いところを事後に指摘するのが仕事ではありません。

人それぞれ、能力の表れ方は違います。

何か予定通りにことが進まなかったとしても、その理由をしっかり把握して、いっしょに解決していくという姿勢が必要です。

失敗や悪いところを指摘している時点で、すでにwebライティング型プロジェクトマネージャとしての能力には疑問符がつくといえるのかもしれません。

プロジェクトマネージャはwebライティング型プロジェクトを進める主体といってもよく、基本的にはwebライティング型プロジェクトでやるべきことはすべて把握していなければいけないはずです。

本来は自分ですべてやればよいことを、技術的な問題などさまざまな理由で分担しているわけですから、誰かができなかったときに、自分もできないのであれば、指弾する態度で接するのではなく、相談するという姿勢で接するべきです。

プロジェクトマネージャが「こうすればよい」という指示をせずに、悪いところを指摘しているのであれば、それは、プロジェクトマネージャがwebライティング型プロジェクトから「逃げている」という状況です。

プロジェクトマネージャは、ひとつひとつの行動に気を配ってください。

 

 

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このページは、東京が2011年9月 2日 11:19に書いたブログ記事です。

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