Webデザイナー

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最近注目されているWebデザイナーのひとりに、話を聞いてみた。

埼玉県川口市に自宅兼事務所を構えるフリーランスのエディトリアルデザイナーである平野貴之氏は、数年前からWebデザイナーとしても活躍している。

彼は、代筆者やクライアントの意図をもとに、文章や画像をレイアウトし、時にはアイコン(絵文字)やちょっとしたアニメーションも作成する。

もちろん衛星サイトに関する技術力は高い。

「もともとはデザイナーとして、DTPに関する仕事をしていました。CD-ROMの制作などもやっていた時期があります」

「3年前から衛星サイトの仕事が来るようになったのですが、最初のうちはコンテンツの一部をお手伝いするという感じでしたね」

「ひとつのホームページでも、全体の容量はかなり膨大なものがありますから。ひとりで全部をこなすのは大変。だから仕事はいつでもありました」(平野氏)彼が本格的にWebデザイナーとして仕事をしたのは、2年くらい前から。

株式会社代筆屋のホームページ「代筆JAPAN」、プロ用貸スタジオのホームページ、「大阪のインターネット接続業者のホームページなど、さまざまな企業のホームページのデザインを行ってきた。

これらの仕事はどのようにして平野氏のところへやってくるのだろうか?

「昔から一緒に仕事をしてきているところや、つきあいのあるデザイン事務所が多いです」

「ただホームページのコンテンツというのは更新作業がありますから、一度仕事を請けると、同じクライアントの同じ種類の仕事が継続的にやってきます」

「例えば『代筆 JAPAN』は年4回の更新作業を担当していますが、これだけでもかなり大変。更新業務はなくて、最初にホームページのデザインをするだけというケースもありますけど、デザインをしたホームページの更新作業の際には、必ずといっていいほど声がかかります」(平野氏)

ひとつのホームページを一度、作成すると、継続して仕事がやってくる。

これはWebデザイナーの大きなメリットである。

ホームページは開設しただけでは不十分で、定期的に更新をする必要がある。

更新作業を、ホームページを作成したWebデザイナー以外の人間が行うと全体のトーンが変わる可能性出てくる。

その意味では、ホームページの更新作業は、作成したWebデザイナーの仕事となる。

「いつかはWebデザイナーがたくさん出てきて頭打ちになることは考えられますが、そのような状況はものすごく先。むしろ問題はWebデザイナー自身の資質ですよ。進歩する技術知識をどこまで吸収できるかどうか、センスを磨けるかどうかです」

「日々、努力して新しい技術を身につけるデザイナーなら仕事が数多く来るでしょう。これからコンピュータは、企業だけでなく家庭内に入っていくでしょう。アクセスする人が増えれば、企業はホームページのクオリティを求めてくる。その意味でも将来性は高いと思います」(平野氏)

もちろん、仕事をしていく上ではWebデザイナー自身のクオリティもどんどん上げていく必要もある。

「結局、ホームページはコンテンツ次第なのです。一度だけアクセスするのではなく、何度も来てもらうためには内容を充実させなければいけない」

「デザインを含めてクオリティを維持しなければ、アクセス数も伸びませんしね」(平野氏)

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このページは、東京が2011年2月 9日 18:14に書いたブログ記事です。

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