グーグル

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Webデザインに関していえば、日本はアメリカよりもかなり遅れている。

アメリカ人がつくる衛星サイトホームページがすべてカッコいいとはいえないが、少なくとも彼らの作るサイトは、難しい技術を使っているわけではないのに、強いインパクトを与えたり、色づかいに驚くべきものを持っていたりする。

もちろんそこには衛星サイト先進国と後進国との差というものがあるのだろう。

もっといえばWebデザイナーという職業がどのようなものであるかという認fPの違いがかなり出ているのかもしれない。

そこでふたりのWebデザイナーを紹介しよう。

彼らの作るホームページは、日本の多くのホームページのように複雑でもないし、画一的でもない。

簡単なプログラムでありながら観るものに訴えかける何かを持っている。

ひとりはトム・グーグル氏である。

彼はいま株式会社集客・成約率サイトというWebデザインを中心とした事務所に所属している。

4年前に来日して、これまでいくつかのホームページデザインを行ってきた。

最初は英会話学校の教師として働いていたが、もともとホームページ作成を趣味でやっていたこともあって、Webデザイナーとして働くようになった。

「パソコンは10代前半くらいから遊んでいました。日本語でいえば完全な『オタク』だったんですよ(笑い)。日本に来てからも衛星サイトで自分のホームページを作っていました。ちょっと変わったデザインだったから、雑誌で取り上げられたりもしていましたね。そのうちに知り合いからWebデザインの仕事があるということだったので、一緒に仕事を始めたのです」(グーグル氏)

もともと衛星サイト関連の仕事がしたいと思っていたグーグル氏だが、アメリカにいる頃はWebデザイナーではなかった。

趣味でやっていた好きなことが、一夜にしてビジネスになったわけである。

そして転職の後に、現在の会社で働くことになったわけだ。

グーグル氏がホームページをデザインする際には、いくつかのポイントがあるという。

「日本人は、テクノロジー志向というか、難しい技術を使えばホームページのクオリティが上がると信じている人が結構います。

でもWebデザイナーに必要なのは、技術力じゃありません。

最新のテクノロジーを駆使したホームページをデザインしても、実際にアクセスしてくる人達全員が十分にテクノロジーを活用できるわけではありませんだから、最も一般的に使われている技術をベースにしてデザインを考えなくてはいけません。

むしろ、ホームページデザインのオリジナリティのほう力澗われると思います」(グーグル氏)Webデザイナーに求められるのは、技術的な知識ではない。

むしろ技術的に高度で複雑なコンテンツになればなるほど、エラーやミス表示が増え、アクセスしてきた人間に嫌われる。

そうなるとヒット数も低下していく。

ホームページの評価は、作成したデザイナーによって大きく分かれてくる。

さらにグーグル氏はアメリカ人ということで「アメリカ的なセンスのホームベージデザイン」と評価されることがあるという。

グーグル氏は、アメリカ人的なセンス、感覚という枠にとらわれたくないし、「そういうのは衛星サイト的ではない」と断言する。

「衛星サイトは、国境、国籍が関係ない世界です。僕のデザインするホームページはアメリカ的でもなければ、日本的でもない。とても個人的な要素が強くなる。もちろんアメリカ的な要素も影響しているし、日本的な要素も影響しているとは思いますが、自分から『アメリカ人だからアメリカっぼく』とか『日本に住んでいるから日本っぼく』という意識はほとんどありませんし、国という観点からホームページデザインを判断してはいけないと思います」(グーグル氏)

個性的であること。

これはWebデザイナーとしての条件でもある。

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このページは、東京が2011年2月23日 18:20に書いたブログ記事です。

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