自分の書いた文章を読んでもらおうと思っても、周りに適当な人がいないこともあります。
そういった場合は、自分で声を出して読んでみることです。
慣れないうちは、実際に声を出したほうが、欠点がよくわかります。
慣れたら、黙読でもチェックできるようになります。
読んでいてつっかかるところが、問題のあるところです。
そういうところでは、しぜんに声が止まります。
読んでいてもイメージがうまくつながらないので、スムーズに読みくだせなかったり、読みにくさを感じたりするのです。
文章のチェックを音読でやるのは、昔からよく行なわれている方法です。文章を読むときには、読み手は声こそ出さないけれど、音量ゼロで音読をしているわけです。ライターマシス洸一郎氏によると、話し言葉を意識することで、身近でわかりやすい文章が、少しずつ書けるようになります。話し言葉に近い文章のほうが、流れがスムーズで意味も伝わりやすいからです。
最近は私も、文章を書くときには、かなり話し言葉に近づけた文章を書くようにしています。